指摘されています。
昨今のメジャーなSNSツールは、一昔前に流行したSNS群と比較して、非常にクローズドな仕組みになっています。
が、以前も書きましたが、「やりとりの制限」といった面では極めて緩く、オープンです。
警察庁の分析によると、ID交換掲示板でIDを交換した後に起きた事件のうち、約52%が一週間以内に起きているというのです。
※一部誤植を訂正しました。謹んでお詫び申し上げます。
こうやって見ると、あたかもLINEは危険！というイメージを持ってしまいそうですが・・・。そこはメディアの悪いところですね。書き方が良くない。
LINE等のSNSそのものが悪というわけではありません。悪いのはユーザーです。
まず、IDを交換掲示板の利用。
昔流行ったメル友掲示板の派生型のようなものですが、このような場で連絡先を公開することについての危険性は、ずっと指摘され続けていました。
連絡先がメールアドレスからユーザーIDに置換えられただけで、本質は全く変わっていません。
しかし、その連絡先がメールアドレスや電話番号という個人に直結する情報から、ユーザーIDというどこか曖昧なものに置き換わったせいで、公開することに不安を持たないというデメリットが生まれてしまいました。
次に、事件発生がID交換から僅か１週間以内であること。
顔も見えない、名前も知らない、どんな人かもわからない。
ましてや、インターネット、しかも多種多様な目的を持った不特定多数の人間が自由に閲覧できる掲示板を通しての出会いです。
その上、基本的に文字だけでの会話ですから、いくらでも自分を偽れます。
なぜ１週間以内という短い期間の間で、直接会おうと思うほど信用できるのでしょうか。
本名教えなきゃ大丈夫、電話番号教えなきゃ大丈夫、ヤバかったら逃げればいい、とでも思いましたか？
そう思ってるのは、これから会う相手も同じなんです。
最初から悪意を持っている人間は、自分の背負うリスクに対して対策を練っていますよ？
最初は悪気がなくても、その場の勢いで間違いを起こしてしまったという場合でも、本名教えてないから大丈夫、電話番号教えてないから大丈夫、だから逃げればバレない、なんて考えてるかもしれませんよ？
重ね重ね主張していますが、こういったコミュニケーションツールの普及速度に対して利用者全体のモラルやリスクに対する認識が全く追いついていません。
ということで、LINE等を通じた出会いで事件に合わないようにするために、次のことをよく理解しておきましょう。
・連絡先の交換手段は、手軽であるほど危険性が高い。
会員登録不要！無料！アダルト目的OK！とか、相手を募集する場所の制限が緩ければ緩いほど、それに比例して危険性が飛躍的に高まります。多少面倒でも、会員登録が必要とか、有料だとか、アダルト目的は禁止だとか、そういった「制限のある場所」を利用することで、多少なりともリスクは緩和できます。
相手の素性が分かりやすい、と言えばFacebookでしょうか。
決して手軽ではないですが、相手の素性をかなり細かいところまで把握できたりするので、恋人探しに、友だち探しに、更にはビジネスパートナー探しにと、老若男女あらゆる層が利用しています。
こんなのもあるようです。→Facebookで運命の出会いが起こる方法
・相手が信用出来る人間かどうかを見極める。出会いを急がない。
顔の見えないやりとりが基本なのですから、自分を偽るというのは非常に簡単です。そして、直接の出会いを急ぐ相手ほど、何かしらの下心があると考えて間違いはありません。
直接会うことを考えるほどの相手なら、少し時間をかけてお互いの信頼関係を構築することが大切です。出来ることなら、相手の素性もお互いに知っておくべきでしょう。
Facebookほど突っ込んだところはちょっと・・・という場合は、比較的信頼のおけるサイトを利用されてはどうでしょうか。
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・自分は大丈夫！という根拠の無い思い込みが一番危険。
その自信はどこから来るのでしょうか。根拠はどこにあるのですか？事件に巻き込まれそうになった時、自分一人の力で対処出来るのですか？
自分の身に危険が迫った時、他人の力を借りずに相手を撃退、または危機的状況から逃げ出す
ことが出来ますか？
大袈裟すぎだろｗｗｗとか思わないことです。
「自分は大丈夫！」というのは、つまりそういうことなのです。
出会いの目的と、それに伴う自分の背負うリスクを理解し、必ず万が一に備えた対策を講じておきましょう。
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